デートでカフェを選ぶ際、男性はどのような基準で店を選んでいるのでしょうか。どのカフェを選べば女性に喜んでもらえるのか、悩んでいる方も多いかもしれません。
こうした背景から、株式会社マシェバラトークが運営するオウンドメディア『マシェラボ』( https://machetalk.jp/media/ )は、全国の15歳~39歳の未婚女性を対象に、全国の人気カフェ41ブランドのイメージ調査を実施しました。
今回の調査で明らかになった、主なポイントは以下の通りです。
- 好感度は『スターバックス』と『コメダ珈琲店』が高評価
- 「落ち着く」イメージは『星乃珈琲店』がトップも、『コメダ珈琲店』と接戦
- 「贅沢さ」イメージは『GODIVA café』が一歩リード
本リリースでは、これらの調査結果をもとに、女性が各カフェブランドに抱くイメージの違いと、デートのシーンに合わせたカフェ選びのヒントについて考察します。
主な調査結果
1.好感度は『スターバックス』が4.03でトップ、僅差で『コメダ珈琲店』が続く
デートで女性に喜ばれるカフェを選ぶ上で、まず押さえておきたいのが「好感度」です。はじめに、各カフェブランドへの「好き」の度合いを5段階評価(5が最高、1が最低、3が普通)で質問した結果を紹介します。

好感度で最も高い評価を得たのは『スターバックス』で、5点満点中4.03を記録しました。2位は『コメダ珈琲店』の3.98と僅差で続き、この上位2ブランドはともに4点前後の高い評価を獲得しています。3位は『サンマルクカフェ』の3.77で、上位2ブランドとは0.2ポイント以上の差が開きました。
好感度が高いということは、ブランドそのものに対する女性のポジティブな感情が強いことを意味します。4点前後という評価は、幅広い層から「好き」と支持されている証と言えるでしょう。デートの相手を誘う際、相手に喜んでもらえる可能性が高いという点は、重要な判断材料となりそうです。
2.「映える」イメージ、『スターバックス』が65.1%でトップ
総合的な好感度に続いて、ここからは各ブランドが持つ「イメージ」を複数の切り口で見ていきます。まずは、写真に撮ってSNSでシェアしたくなるような「映え系・いいね」のイメージについて調査しました。

「映え系・いいね」に当てはまると回答した割合が最も高かったのは『スターバックス』(65.1%)で、写真に撮りたくなるような魅力を持つ場所として認識されていることがうかがえます。2位は『Gong cha』の59.3%、3位は『Afternoon Tea TEAROOM』の54.2%、4位は『È PRONTO』の52.5%と続きました。
SNSに投稿したくなるようなビジュアルの良さは、その場での体験を思い出として残したいという気持ちや、友人に共有したいという気持ちを引き出します。写真を通じてデートの楽しさを二人で振り返る、そんな使い方ができるブランドとして参考になるでしょう。
3.「落ち着く」イメージ、トップは『星乃珈琲店』、2位『コメダ珈琲店』と接戦
デートのスタイルは様々ですが、会話を中心に相手のことを深く知りたいという時もあるでしょう。続いて、「落ち着き」のイメージについて見ていきます。

「落ち着き」に当てはまると回答した割合が最も高かったのは『星乃珈琲店』(66.2%)で、落ち着いて会話ができる場所というイメージを持つ人が多いようです。2位は『コメダ珈琲店』の65.4%と僅差で続き、3位は『カフェ・ド・クリエ』と『茶寮 伊藤園』が61.9%で同率で並びました。
落ち着いた空間は、相手の話にじっくり耳を傾け、自分の気持ちを丁寧に伝えるための大切な要素です。初デートで相手のことをもっと知りたい時や、大切な話をしたい時の選択肢として、こうしたイメージを持つブランドを知っておくと役立ちそうです。
4.「贅沢さ」イメージ、『GODIVA café』が60.1%でトップ
誕生日や記念日など、特別な日のデートでは、いつもと違う贅沢な雰囲気を演出したいもの。次に、「ラグジュアリー・贅沢」のイメージについて見ていきます。

「ラグジュアリー・贅沢」に当てはまると回答した割合が最も高かったのは『GODIVA café』(60.1%)で、豪華で非日常的な体験ができるイメージが強いことが分かります。2位は『スターバックス』の56.1%、3位は『Afternoon Tea TEAROOM』の55.8%、4位は『和カフェ Tsumugi』の55.5%と続きました。
高級感のある空間や上質な素材を使ったメニューは、日常から少し離れた特別な時間を演出する要素となります。大切な記念日や、普段とは違う雰囲気で過ごしたい時に、こうしたイメージを持つブランドは有力な候補となるはずです。
5.「定番」イメージは上位が拮抗、大手4ブランドが横並び
どんなカフェを選ぶか迷った時や、相手の好みがよく分からない時には、定番として親しまれているカフェという選択肢もあります。最後に、「ベーシック・定番的」のイメージについて見ていきます。

「ベーシック・定番的」に当てはまると回答した割合が最も高かったのは『コメダ珈琲店』(65.3%)でした。ただし、2位の『スターバックス』が65.2%、3位の『ドトールコーヒーショップ』が65.0%、4位の『タリーズコーヒー』が64.2%と、上位4ブランドが1ポイント強の範囲に集中しており、いずれも「定番」として女性に認識されていることがうかがえます。
定番として広く親しまれているブランドは、多くの人が知っているという安心感があります。「どこに行こうか迷っている」「相手の好みが分からず選びづらい」という時には、こうしたイメージを持つブランドを候補に入れておくと良いでしょう。
まとめ:シーンに合わせて選ぶ、カフェデートの新しい視点
今回の調査から、ブランド全体への好感度と、具体的なシーンでのイメージには違いがあることが見えてきました。好感度では『スターバックス』と『コメダ珈琲店』が高い評価を得ましたが、「映え」「落ち着き」「贅沢さ」「定番」といった場面ごとのイメージでは、それぞれに特徴を持つブランドが選ばれています。
これらの結果は、カフェ選びにおいてその日のデートで何を大切にしたいかに合わせるという視点の重要性を示しています。相手の好みや気持ちを理解した上で場所を選べば、二人の時間がより心地よいものになるはずです。そうした相手への気遣いが、良い関係を築く一歩になるのではないでしょうか。
調査の実施概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(Knowns 消費者リサーチ)
対象エリア:日本全国
対象者 :15歳~39歳の未婚女性
調査期間 :2025年4月1日~9月30日
有効回答 :ブランドごとに281名~815名※
※本調査は、各回答者にランダムに1つのブランドを提示し、そのブランドについて質問を行っています。各ブランドの有効回答数は、スターバックス コーヒー:815名、ドトールコーヒーショップ:790名、コメダ珈琲店:782名、星乃珈琲店:768名、モリバコーヒー:767名、カフェ・ベローチェ:763名、サンマルクカフェ:761名、BECK’S COFFEE SHOP:758名、むさしの森珈琲:720名、タリーズコーヒー:706名、パンとエスプレッソと:704名、ヒナノ珈琲:689名、カフェファディ:686名、茶寮 伊藤園:686名、ブルーボトルコーヒー:681名、パステルカフェ:680名、PRONTO:679名、カフェ・ド・クリエ:679名、HARBS:673名、Afternoon Tea TEAROOM:673名、さかい珈琲:667名、春水堂:663名、KOMEDA is □:662名、猿田彦珈琲:661名、コスタコーヒー:659名、エクセルシオール カフェ:654名、おかげ庵:654名、椿屋珈琲:652名、高倉町珈琲:651名、Gong cha:651名、nana’s green tea:650名、Tim Hortons:649名、倉式珈琲店:634名、Le Pain Quotidien:633名、GODIVA café:621名、喫茶室ルノアール:615名、アニヴェルセルカフェ:596名、È PRONTO:334名、和カフェ Tsumugi:324名、珈琲館:304名、ジェラートピケカフェ:281名です。なお、本リリースで記載している各割合(%)は、人口構成比に合わせてウェイトバック集計を行ったものです。
設問内容
- あなたは【ブランド名】を知っていますか?
- あなたは【ブランド名】の商品をどのくらい好きですか?
- 【ブランド名】のイメージは「映え系・いいね」にあてはまりますか?
- 【ブランド名】のイメージは「落ち着き」にあてはまりますか?
- 【ブランド名】のイメージは「ラグジュアリー・贅沢」にあてはまりますか?
- 【ブランド名】のイメージは「ベーシック・定番的」にあてはまりますか?
※【ブランド名】には、調査対象のブランドが回答者ごとにランダムで表示されます。ブランドの認知状況などに応じて設問が分岐しますが、各設問の有効回答数は対応するグラフ内に表記しています。
※好感度に関する設問は、「該当するブランドを知っている」回答者が対象です。
※イメージに関する設問は、「該当するブランドを知っている」かつ「そのブランドに対するイメージを持っている」回答者が対象です。
▼調査結果に関する留意事項
本調査は、インターネット調査によって得られた回答を基に作成したものですが、一部の属性やセグメントでは回答者数が限られる場合があります。結果は傾向を示す参考値としてご覧ください。